代表取締役社長
津曲 貞利

 平素は日本ガスならびに日本ガスグループにご愛顧とご支援を賜り、お客さまをはじめ多くのご関係の皆さまに厚く御礼申し上げます。
 当社は、昭和16年8月に設立以来、今日まで70年もの間地域の暮らしと産業に欠かせない都市エネルギーを送り続けてまいりました。
 現在、鹿児島市の約15万戸のお客さまをはじめとして、広く南九州のガス事業者さまや工場、商業施設などの大口ユーザーさまに、天然ガスを原料とする都市ガスおよびLNG(液化天然ガス)をご利用いただいております。
 また、グループといたしましてもLPG(液化石油ガス)の供給や住宅設備、ガスサービスショップ、ガス工事、さらにはスポーツクラブ事業など幅広い分野に事業を拡大しております。
 今日、エネルギーを取り巻く環境は激変しております。エネルギー業界を川に例えますと、上流域においては原料調達コストの高騰と厳しい需給状況に見舞われ、下流域では業界の垣根を越えた熾烈な競争が繰り広げられております。一方、世界的に拡大するエネルギーの消費は地球環境に大きな影響を与え始めており、人類共通の課題となりつつあります。
 当社はいち早く二酸化炭素(CO2)や窒素酸化物(NOX)、硫黄酸化物(SOX)の排出量の少ないクリーンエネルギーである天然ガスの導入を決定、1996年にLNG(液化天然ガス)受入基地を建設し、インドネシア産のLNG受入を開始しました。また原料の安定調達のために、2006年には大型船も着岸できる専用岸壁を建設し、オーストラリアからのLNG受入を開始しました。当基地からはパイプラインおよびタンクローリー車で、南九州各地に天然ガスを送り続けております。
 一方、当社は、単にガスを販売する会社ではなく、エネルギーソリューションの会社に進化し、コージェネ(熱電併給システム)や燃料電池はもとより、太陽光発電やバイオガスなどの新エネルギーにも注力してまいります。
 私たちは常に「三つの炎」を大切にしています。それは人々の暮らしの安心安全を守る「信頼の炎」、人々の暮らしに安らぎと心地よいをもたらす「幸せの炎」、そして地球の未来を守り新しい時代のエネルギーを創る「希望の炎」であります。
 島津斉彬公が当地に日本で初めてのガス灯を燈してから約150年、鹿児島市にガス事業が興されて100年、日本ガスの社名になって70年。私たちは、これからもこの「三つの炎」を大切に育て、地域の皆さまに愛される企業として精進してまいりたいと考えております。
 今後とも皆さま方の深いご理解と温かいご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。