うえぶ.ひだまりトップページ > 特集記事 > 上質な眠りのために自分らしいリラックス方法を見つけよう。

 


眠れない、朝スッキリしない。
そんな人は「気を遣いすぎるタイプ」かも?


近ごろ話題の「睡眠負債」。
睡眠不足が少しずつ身体に蓄積することを意味する言葉で、
この睡眠負債が大きくなるほど病気のリスクが高まったり生活の質が悪くなったりするといわれています。
とくに育児や仕事に忙しい世代は他人事ではありませんよね。
そこで今回、睡眠専門アロマセラピストの堀田由美子さんに、良い睡眠についてお話をうかがいました。


「寝付けない、熟睡できない、朝スッキリしないなどの原因は人それぞれ。
ですが、これらの問題を抱える人には物事を思い詰める、気を遣いすぎるタイプが多いように思います。
中でも最近とくに、交感神経と副交感神経(※1)の切り替えがうまくいっていない人が増えている
と感じています」


眠れない人はストレスなどの理由で夜にも交感神経が優位になりがち。
夜に脳が興奮し本来寝る時間に活動してしまうという悪循環に陥るケースが多いようです。


実は堀田さん自身も睡眠障害に苦しんだ過去があります。
今から6年前、理学療法士としてバリバリ働いている真っ只中に突然、パニック障害とうつ病、
そして睡眠障害を同時に発症しました。
急に眠れなくなり、眠れても悪夢ですぐに目が覚めるという日々の中、休職することになりますが、
その期間に始めたのがアロマセラピーの勉強でした。
堀田さんは当時、資格試験の時に出会ったネロリの香りに救われたそうです。

※1. 交感神経と副交感神経
交感神経は昼の活動時に活発になり、副交感神経は夜の休息時に活発になるという自律神経のことで、自分の意思でコントロールはできません。交感神経が優位になると脳は興奮し心拍数は増加。副交感神経が優位になるとリラックスできるといわれています。

※2. ハーバリウム
ドライフラワーをオイルで満たした観察用の植物標本。堀田さんのイベントでは、精油と植物油、ハーブを使った皮膚につけられるアロマハーバリウム作りのワークショップを行っています。


「ネロリの香りを嗅ぐと、ウソのようにぐっすり眠れるようになり睡眠障害に関しては、薬を飲まずに香りだけでコントロールできるようになったんです」


現在は通院も薬も卒業されましたが、ご自身にとって効果のあるアロマのハーバリウム(※2)を常に携帯して、症状が現れそうな時は薬に頼らずそのアロマを使うようにしているそうです。
そういったご自身の経験を生かしイベント出店などで、睡眠の悩みを抱える人たちを「香り」でサポートする活動をされています。

 

 

質の良い睡眠って何だろう?

「睡眠専門アロマセラピストのお店ボヌール」イベント出展情報は
公式Facebookまで


眠りにはラベンダーの香りが良いといわれていますが、
誰しもが当てはまるわけではないと堀田さんは言います。
かつて堀田さんの睡眠障害に効果があったネロリも今は体に合わなくなったのだそう。
それでは自分が眠れる香りをどう見つければ良いのでしょうか。


「香りは直接脳に響くものです。
人間は太古から食べ物が腐っているかなど嗅覚で判断してきたので、
その香りが自分に良いものか必要なものか察知する能力は人間の根源に備わっていると思います。
だから、よく眠れる香りを選ぶ時も、嗅いでホッとできるかどうかで決まると思います」


また、良い睡眠にも一つの正解があるわけではないとのこと。


「私の睡眠時間は4〜5時間ほどと比較的少ないですが、
自分が好きな香りを嗅ぐと一気に深く眠れるので朝はスッキリしていますよ。
深い眠りができれば何時間睡眠でも良いと思います。
人それぞれちょうどいい時間の中で深く眠る、それが質のいい眠りということだと私は思います」


上質な睡眠のために大切なのは、一般論にとらわれず自分らしくリラックスできる方法を見つけること。
就寝前に「香り」を使って、身も心も解きほぐすようなリラックスタイムをつくってみたら
ぐっすりと深い上質な眠りを味わえるかもしれません。

 


Yumiko Hotta
週末のみ鹿児島県内各地のさまざまなイベントに「睡眠専門アロマセラピストのお店ボヌール」として出店。平日は理学療法士として訪問リハビリテーションを行っている嗅覚反応分析士。IFA国際アロマセラピスト、JAAアロマインストラクター、健康包括支援協会(AHIS)・アドバイザー。

 

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